ライフステージに合わせて変わります。
生命保険の見直しは、
ライフステージの変化に合わせて
行うのがベストです。
タイミングは人それぞれですが
ここでは主なタイミングを
考えていきます。
まだ独身で扶養する家族も
いないことが多いでしょう。
もしものときに、
お金の面で困る人がいない場合、
生命保険による保障の必要性は
それほど高くありません。
少なくとも、
死亡保険や医療保険などは不要でしょう。
すでにこれらの生命保険に
加入しているならば、
解約するのも一案です。
がん保険など
万が一の際の支出が多くなるものだけで
十分でしょう。
万が一自分が亡くなったとき、
家族がお金の面で困る可能性があります。
共働きで、夫婦とも
それなりの収入があるならば
生命保険の保障は
それほど必要ありませんが、
収入が少ない場合や
子どもが生まれた場合は、
生活費を補う定期保険や
収入保障保険を検討したい時期です。
生命保険には、
万が一の保障に加えて
貯蓄もできるものもありますが、
保険料が割高になってしまうのが難点です。
保障は効率よく生命保険で用意して、
貯蓄は別に銀行預金などで
用意するといいでしょう。
住宅ローンを利用する方が
ほとんどでしょう。
住宅ローンを組むときには、
一般的に、
団体信用生命保険(団信)に加入します。
団信に加入すると、
契約者が亡くなったり
所定の高度障害になったりした際に、
住宅ローンの残債が一括で返済されます。
そのため、遺族の住居費の支払いが
なくなる分だけ、
他の生命保険の死亡保障を減らせます。
所定の病気になった場合にも
保障が受けられる特約が
つけられるものもあります。
特約をつけると、
住宅ローンの金利が上乗せされます。
とはいえ、すでに加入している
がん保険や医療保険よりも
安く済むのであれば、
積極的に見直しましょう。
将来子どもにかかる
生活費や教育費の総額は減るため、
必要な保障額も減っていきます。
そして、子どもが独立したら、
家族の生活を守るための保障は
いらなくなります。
夫婦の死亡保障を見直しましょう。
40代・50代ともなれば、
貯蓄がきちんとできている方も
多いはずです。
貯蓄が十分あれば、
死亡保障はなくてもいいでしょう。
自分が退職するまでの間は、
お金の最後の貯めどきです。
老後資金を積み増すために、
節約できた生命保険料で
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)や
つみたてNISA
(ニーサ・少額投資非課税制度)などに
取り組むのがよいでしょう。
家計の見直しとともに
生命保険の見直しも行いましょう。
生命保険による保障の必要性は、
年を重ねるごとに少なくなっていきます。
これまでの貯蓄や退職金、
受け取れる年金などで、
老後資金が十分に用意できているならば
生命保険は解約してもいいでしょう。
年齢とともに
病気やケガをするリスクは高まります。
もし夫婦のどちらかが亡くなった場合に
生活費や医療費が不足しそうなら、
その不足する分だけ
生命保険に加入しておくのも
おすすめです。